•  長崎大学子どもの心の医療・教育センターは、2016年に開設されました。そこから、今まで多くの方に支えていただき、今日を迎えました。当センター開設の直接的な理由は、長崎県内で起こった子どもによる重大事件であり、そのような問題の発生を防ぐことでした。 そこで、当センターでは、医学部、教育学部の垣根を取り除いた教育、教育・保育・支援現場の現職者への研修、教育・保育施設などへの訪問支援、地域のネットワーク作りへの協力の4つの取り組みを行ってきました。  

     これらの取り組みの中でeラーニングを用いて実施している高度人材育成プログラムは特にニーズが高く、現在年700名以上が受講しています。当初、長崎県内を対象として実施していたプログラムでしたが、現在では全国の方から受講をしていただいています。  

     近年、発達障害のある子どもが多く気づかれるようになり、支援の必要性も高まっています。そのため、当センターは当初の目的を達成するだけでなく、年々大きくなる発達障害児への支援ニーズに対応することも大きな課題になっています。  

     私共のところにも多くのご相談が寄せられており、これから、当センターの取り組むべきことは山積していることを実感します。  

     当センターの取り組みを通して、困りを抱えている子ども、家族、支援している人のために貢献できたらと思っています。  

     皆様と共に子どもの心の支援を続けていく所存です。ご協力のほど、よろしくお願いします。



    センター長  岩永 竜一郎(いわなが りょういちろう)

  •   2024年4月に副センター長を拝命いたしました今村です。
     発達のかたよりのある子どもやおとなの中には「だれもわかってくれない」、「どこにも居場所がない」という思いから、不安やうつが強くなったり、問題となる行動が起こってしまったりする人もいます。
     このようなタイプの人たちが、自分の世界を大事にしつつ、世の中とある程度折り合いながら前進していくことができるように、支援・応援、伴走・併走ができればと考えています。
     これからもよろしくお願いします。

    長崎大学子どもの心の医療・教育センターのテーマソングを歌っています。(※下記リンクから)
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    副センター長  今村明(いまむら あきら)

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