活動報告/子どもの心の支援にかかわる高度人材育成プログラム

2022.12.03
2023年度(令和5年度)子どもの心の支援にかかわる高度人材育成プログラム受講生募集説明会及び講演会「自閉スペクトラム症児への支援」を開催しました。
12月3日(土)にオンライン(Zoom)形式で開催し、全国から380名を超える方々に参加いただきました。
最初にセンター長の田中悟郎より挨拶させていただき、第1部は副センター長の岩永竜一郎が2023(令和5)年度子どもの心の支援にかかわる高度人材育成プログラム(eラーニング)の受講生募集について説明を行いました。
第2部では、副センター長の岩永竜一郎が『自閉スペクトラム症児への支援』をテーマとし、実際の支援場面の動画や写真も使いながら、発達特性やアプローチについて講演を行いました。
限られた時間ではありましたが、質疑応答の時間には多くのご質問をいただきました。
講演会終了後のアンケートでは、「支援方法を実際に現場に取り入れてみようと思う」「動画での説明や具体例もあり分かりやすかった」「もっと勉強したいと思った」等のご感想をいただきました。
今後のeラーニングや当センターへの要望もいただき、今後の運営に活かしたいと思います。
お忙しい中、ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。


2022.07.24
2022年度(令和4年度)eラーニング受講生向けオンライン研修会を開催いたしました。
 7月24日(日)にオンライン(Zoom)形式の研修会を開催し、長崎県をはじめ、全国各地の福祉・教育・医療・行政・保護者・学生等の幅広い分野から、125名の2022年度eラーニング受講生にご参加いただきました。
 初めに、副センター長の岩永竜一郎から挨拶させていただき、当センター兼務教員でもある今村明(長崎大学 生命医科学域 教授/長崎大学病院 地域連携児童思春期精神医学診療部 医師)より『ICD-11について』のテーマで講義を行いました。
 『ICD-11』は、世界保健機関(WHO)が疾患全般を対象とした国際的な診断分類で、約30年ぶりに改訂し、2019年に採択されました。日本では現在導入に向けて適用準備中である最新トピックです。また、当センターのeラーニングで主に扱っている発達障害や精神障害の診断等において、「ICD」と「DSM(アメリカ精神医学会が作成している精神疾患を対象とした分類)」が広く活用されており、理解を深める上での大切なポイントとなっています。
 今回の研修では、現行のDSM-5やICD-10と比較して、主に『Neurodevelopmental disorders(講義内では「神経発達症」と訳。)』と、関連することが多い愛着やトラウマについて、各診断基準や捉え方がどのように変化しているのか等、実際の臨床場面でのお話も含めてご講義いただきました。
 加えて、注目されている『Gaming disorder(講義内では「ゲーム行動症」と訳。)』についてお話いただきました。

 研修後のアンケートでは、「通常の業務に追われてしまいがちだが、新しい情報を学ぶことができてよかった」「自分の知識をこれからはもっと意識的にアップデートするように努めたいと思う」等のご感想をいただきました。
 また、当センターの運営やeラーニングについてのご意見やご要望もいただきました。より良い学びの場を提供できるよう、センター内で共有し、今後の運営に活かしたく思います。

 ご多用の中、ご参加いただきました受講生の皆様、誠にありがとうございました。


2022.04.06
2022年度(令和4年度)子どもの心の支援にかかわる高度人材育成プログラム(eラーニング)が開講いたしました。
4月2日土曜日に2022年度子どもの心の支援にかかわる高度人材育成プログラム受講生オリエンテーションを実施いたしました。
オンラインにて開催し、長崎県内をはじめ全国から352名を超える方にご参加いただきました。
最初に当センター長の田中悟郎よりご挨拶を行い、受講の手順についてスタッフより説明を行いました。その後、副センター長岩永より発達症とその関連事項について学び続けることの意義についてお話させていただきました。当日は、世界自閉症啓発デーだったこともありセサミストリートに登場するジュリアのお話なども取り上げさせていただきました。
また、当日の運営について至らない点がありましたことお詫びいたします。
当センターとしても未熟部分が多々あるかと存じますが、約1年間受講生の皆さまと一緒に充実した学びの時間になりますよう努めて参りますので今後ともよろしくお願いいたします。


©長崎大学子どもの心の医療・教育センター